サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン ヴァイオリンの名曲といえば、まず思い出すのは「ツィゴイネルワイゼン」でしょう。ヴァイオリンの華やかな技巧の見本市ともいうべき作品であり、ヴァイオリンの名曲としてまず知らない人はいないぐらいに有名な曲です。 ツィゴイネルワイゼンとは、「ジプシーの歌」といった意味で、ハンガリーの感傷的なレチタティーヴォや歌うようなメロディー、炎のチェルダシュは聴く人すべてを魅了します。 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 1844年に作曲され、穏やかな情緒とバランスのとれた形式、そして何より美しい旋律で、メンデルスゾーンのみならずドイツ・ロマン派音楽を代表するヴァイオリン協奏曲です。ベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキーの作品と並んで「4大ヴァイオリン協奏曲」といわれています。メンデルスゾーンにはもう1曲ニ短調のヴァイオリン協奏曲があります。 ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」 クラシック音楽の入門曲として特に有名で人気の高い作品です。日本ではイ・ムジチ合奏団と四季という組み合わせでよく知られています。この曲はヴァイオリン協奏曲集「和声と創意への試み」という曲集の中の第一曲から第四曲で、春・夏・秋・冬の四季の情景や情感が大変分かりやすく表現されています。 モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク モーツァルトの曲の中でも特に有名な曲の一つ。優しさに溢れた第1楽章はモーツァルトの代名詞的な音楽で、曲名や作曲者名など知らなくても誰でも一度は耳にしたことがあるでしょう。モーツァルトが書いたセレナーデの第13番になるので「セレナーデ第13番」とも呼ばれます。「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」はドイツ語で「小さな夜の曲」という意味です。 ベートーヴェン:ロマンス第2番ヘ長調 Op.50 ベートーヴェンが1798年に作曲したヴァイオリンと管弦楽のための曲。穏やかでやさしい旋律に心洗われるヴァイオリンの名曲です。作曲順ではロマンス第1番ト長調より 「第2番」の方が先です。旋律の際立った美しさからも一般には「第2番」の方がより広く親しまれています。 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24「スプリング」 1801年に作曲された、ベートーヴェンの10曲のヴァイオリン・ソナタの中でも、「クロイツェル・ソナタ」と並んで特に人気のある曲です。曲全体が明るく希望に満ちた曲想で描かれており、春の情景が目に浮かぶような親しみやすい名曲です。 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調作品61 古今のヴァイオリン協奏曲の中の最高傑作の一つです。メンデルスゾーン、ブラームス、チャイコフスキーと共に4大ヴァイオリン協奏曲と言われています。ベートーヴェンが名作を次々と生み出した中期を代表する傑作の1つで、スケールの大きい堂々とした王者の風格を感じさせる曲。 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調 第5曲シャコンヌ J.S.バッハの作曲した6曲の無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータの第2番の5曲目の特に人気の高い曲です。ヴァイオリンの特性を踏まえた様々な技巧をちりばめながらも、同時に深い精神性、崇高さをも兼ね備えているヴァイオリン独奏の楽曲として古今の名作の一つに必ず数えられる曲です。 チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番より「アンダンテ・カンタービレ」 ロシアの作曲家チャイコフスキーによって1871年に作曲された弦楽四重奏曲です。このノスタルジックな郷愁にあふれるチャイコフスキーの美しい旋律は、古今の弦楽四重奏曲の中でも名曲として愛されています。特に2楽章冒頭の旋律は「アンダンテ・カンタービレ」と呼ばれてムード音楽などにも編曲されています。