■カ |
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外声(部) |
outer prts, outer voices[英] |
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多声部の音楽における、最上声と最下声のこと。4声体ならソプラノとバス。反:内声(部)。 |
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階名 |
syllable names[英] |
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音階上の各音の名称を指す。イタリア語での音名(ド-レ-ミ-ファ-ソ-ラ-シ)の使用が一般的。 |
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ガイヤルド |
Gaillarde[仏] |
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1400年ごろにフランスで普及した舞曲の一種。急速な3拍子の跳ね踊りが特徴的。 |
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カヴァティーナ |
cavatina |
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歌劇やオラトリオにおけるリート風の独唱とのこと。 |
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ガヴォット |
gavotte[英・仏] |
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17世紀のフランス発祥の2拍子の軽快な舞曲。17世紀頃からは宮廷舞曲として用いられてる。 |
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カウンターテナー |
countertenor[英] |
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ファルセット(裏声)を使って女声のアルトからメゾ・ソプラノの音域を歌う男性歌手。 |
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歌曲 |
lied gesang[独] |
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クラシック音楽における独唱声楽曲のジャンルの代表的なもの。18世紀後半から19世紀初頭にかけて確立し、ロマン派時代に興隆を迎えた。 |
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楽劇 |
music drama[英] |
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ワーグナーが創始したオペラの一形式。劇の一貫した流れを尊重し、台本・音楽・演技・舞台など、オペラの構成要素を融合したもの。 |
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楽典 |
musical grammar[英] |
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音楽に用いる音を楽譜に記すための約束、規則を説明するための理論。 |
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下属和音 |
subdominant chord[英] |
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基本となる音から4度上の音の下属音をルート音として構成された和音のこと。例えばCが基本となる音だったら下属和音はFとなる。 |
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カスタネット |
castanets[英] |
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打楽器のひとつ。内側にくぼみがある2枚の貝の様な形状の木片の付け根をひもで結び、打ち合わせて音を出す楽器。 |
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カデンツァ |
cadenza[伊] |
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協奏曲において演奏者が自由にアレンジして自分のテクニックを披露できる即興的な部分のこと。 |
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カドリーユ |
quadrille[英・仏] |
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18世紀から19世紀にフランスを中心として流行した、男女が方陣を作って踊る舞曲。 |
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カノン |
canon[英・仏] |
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同一の旋律を複数の声部が一定の時間的間隔をおいて模倣して行く対位法手法のひとつ。またその手法。 |
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カプリチオーソ |
capriccioso[伊] |
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気まぐれに気ままに。 |
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カプリッチオ |
capriccio[伊] →奇想曲 |
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軽快できまぐれなな器楽小品。 |
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ガムラン |
gamelan |
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インドネシアの民族音楽。音楽自体と演奏に用いられる楽器群の両方を意味する。ガムランとは叩くことを意味する。 |
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カペルマイスター |
Kapellmeister[独] |
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オーケストラの指揮者・指導者。常任指揮者。 |
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カリヨン |
carillon[仏] |
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異なる音名を持った鐘を数個、あるいは数十個を組み合わせて,メロディーを演奏する仕掛けや装置のこと。 |
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カリンバ |
kalimba |
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左右の親指で弾いて音を出すアフリカ生まれの楽器。「親指ピアノ」の名前で親しまれている。 |
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環境音楽 |
environmental music[英] |
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「環境」という視点からとらえた音楽またその音楽活動。
疲労軽減、気分転換、マスキング効果などに主眼を置いて作られた音楽。 |
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間奏曲 |
intermezzo[伊] |
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劇やオペラの幕間に奏される曲。通常は器楽曲。 |
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カンタータ |
cantata[伊・英] |
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一般にオーケストラ伴奏の付いた声楽曲のこと。キリストに関係のあるものを「教会カンタータ」。関係のない物を「世俗カンタータ」と区別する。
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カンタービレ |
cantabile[伊]【発想標語】 |
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歌うように。 |
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カンツォーネ |
canzone[伊] |
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イタリア民謡。イタリアでは外国曲を含むポピュラー歌曲全般をさす。 |
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カンツォーネ |
canzone[伊] |
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イタリアの民衆に広く愛唱されている歌謡の総称。特に日本では、ナポリ地方で生まれた流行歌をいう。 |
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カンパネラ |
campanella[伊] |
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イタリア語で「鐘」を意。教会の鐘が鳴り響く様子を音楽にした曲。 |
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■キ |
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器楽曲 |
instrumenta music[英] |
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器楽のための楽曲。 |
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奇想曲 |
capriccio[伊] |
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軽快できまぐれなな器楽小品。 |
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機能和声 |
functional harmony[英] |
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調性の観点から見た和音(和声)のことで、この機能和声が長調・短調の概念をもたらしている。 |
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キリエ |
kyrie[ラ] |
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主のあわれみ願う連祷のことで「あわれみの讃歌」をさす。キリスト教のミサ曲の一つ。 |
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キャラクター・ピース |
character piece[英] |
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19世紀のピアノ小品の一種. 特定の気分や標題を想起させる作品、バガテル、即興曲,無言歌、幻想曲など。
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狂詩曲 |
rhapsody[英] |
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叙事的で民族的な内容を持つ自由な楽曲。 |
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強弱記号 |
dynaimic mark[英] |
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強弱の度合いを示す記号。p, f, ff, cresc. など。 |
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協奏曲 |
concerto[伊] |
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オーケストラと独奏楽器とが合奏する器楽曲の総称。多くは3楽章構成になっている。 |
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強拍 |
strong beat [英] schwerer Taktteil[独] |
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小節または拍子の強部。リズムの中で強調される拍のこと。 |
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協和(音) |
consonance[英・仏] Konsonanz[独] |
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複数の音がよく調和して響く状態。 |
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■ク |
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クアジ |
quasi[伊] 【発想標語】 |
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ほとんど…の様に。 |
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クアルテット |
quartetto[伊] |
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四重奏。四重唱。 |
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クインテット |
quintetto[伊] |
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五重奏。五重唱。 |
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具体音楽 |
Music Concrete[英] |
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外界に存在する具体音を録音し、機械的、電気的な処理を加えて変質、重複して構成された音楽。 |
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クラント |
courante[仏] |
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16世紀のフランスに現れ、17世紀には組曲中の一曲になった、 軽快な三拍子の古典舞曲のこと。 |
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組曲 |
suite[英・仏] |
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バレエ音楽やオペラの音楽の中から、主要曲を抜き出してまとめ演奏会で演奏できるようにした管弦楽曲。 |
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クラヴィーア |
Klavier[独] |
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鍵盤楽器の総称。通常はチェンバロ、クラヴィコード、ピアノを意味する。 |
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グラーヴェ |
grave[伊]【発想標語】 |
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重々しくゆるやかに。 |
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クラヴサン |
clavecin |
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チェンバロのこと。 |
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クラリネット |
clarinet[英] |
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木管楽器のひとつ。閉管式の音振動により音を出し、1枚のリードと円筒形内管を持っているのが特徴。管弦楽からジャズまで幅広い用途に用いられる。 |
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グリッサンド |
glissando[伊] |
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楽器奏法の一で、滑るように急速に「音階を」奏すること。 |
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グレゴリオ聖歌 |
Gregorian chant[英] |
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ローマ・カトリック教会の典礼(ミサ)に歌われる、モノフォニーのラテン語の聖歌。 |
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クレシェンド |
crescendo[伊]【発想標語】 |
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だんだん強く。cresc.と略記する。 |
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クロマティック |
chromatic[英] |
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半音の。半音階の。 |
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クロマティック・スケール |
chromatic scale[英] |
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1オクターブに含まれる12コの音を全て鳴らしたスケールのこと。 |
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クワイア |
choir[英] |
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合唱。ゴスペル音楽の聖歌隊。また教会堂内の聖歌隊席。 |
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■ケ |
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ゲシュトップト |
gestopft[独] |
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ホルンのベル部分に右手を差し込んで演奏する事。音色が暗くなると同時にピッチが半音下がる。 |
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ケッヘル番号 |
[独] |
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モーツァルトの作品にケッヘルが与えた作品整理番号。KvまたはKと略記。 |
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ゲネラルパウゼ |
Generalpause[独] |
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総休止。オーケストラ音楽などで、全声部が同時に休むこと。G.P.と略記。 |
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ゲネラルプローベ |
Generalprobe[独] |
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本番直前の総練習。ゲネプロ。 |
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弦 |
strings[英] |
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弦楽器の発音原理の基本になっている振動する線。古くは動物の腸から作られガットと呼ばれていたが、現代では金属製(スティール)かナイロン製の弦が使われている。 |
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弦高 |
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弦楽器における弦とフィンガーボードとの距離。 |
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幻想曲 |
fantasy[英] Fantasie[独] |
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形式にとらわれず、楽想のおもむくままに自由なスタイルで作られた曲。 |
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■コ |
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交響曲 |
symphony[英] Symphonie[独] |
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18世紀前半に確立されたオーケストラのための多楽章の器楽曲。 |
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交響詩 |
symphonic poem tone poem[英] |
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標題音楽の一種。 特定の文学的または絵画的内容を描写する楽曲で、ふつう一楽章形式のものをいう。 フランツ・リストにより創始された。 |
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行進曲(マーチ) |
march[英] |
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軍隊などの行進の伴奏音楽。また行進の情景を描写した音楽。規則的なリズムと楽節構造を持ち、通常2拍子か4拍子。 |
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五音音階 |
pentatonic scale[英] |
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1オクターブが5つの音で構成されている音階のこと。民族により、さまざまな組合せの5音が用いられる。 |
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古楽 |
early music[英] |
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中世・ルネサンス・バロック期の西洋音楽を指す音楽用語。 |
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胡弓 |
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擦弦楽器のひとつ。三味線をやや小さくした様な形で、演奏スタイルは座って膝の上に楽器を抱えて弦を擦る。、アジア各地に同種楽器が分布している。 |
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呼吸記号 |
breath mark[英] |
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声楽曲、管楽曲で呼吸をする箇所を示す記号。∨で表記されている。 |
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黒人霊歌 |
negro spirituals[英] |
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アメリカ黒人が奴隷時代に作った宗教歌。黒人的特質に西洋音楽が組み合わされている。 |
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国民楽派 |
nationalist school[英] |
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19世紀の、中央ヨーロッパ以外の国の、民族主義的な音楽家の一派。 |
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ゴスペル |
gospel[英] |
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キリスト教的性格の強いアメリカの民俗音楽。ジャズなどのいきいきとした強烈なリズムを特徴とする。 |
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コーダ |
coda[伊・英・仏]Koda[独] |
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曲をしめくくるために付け加えられた部分(エンディング)。 |
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古典派音楽 |
music in the classical period[英] |
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18世紀中頃からから19世紀初頭にかけて、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンなどによって築かれたホモフォニックで均整のとれた音楽の様式。 |
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コーラス |
chorus[英] |
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複数の人が複数のパートに分かれて各々のパートを複数で歌うもの。 |
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コード |
chord[英] |
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和音のこと。ポピュラー音楽では、略記法を用いてコードの配列を示すことが多い。 |
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コラール |
chorale[英] Choral[独] |
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ルター派の単旋律の賛美歌。、バッハをはじめ、多くの作曲家に音楽的素材を供した。 |
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コルレーニョ |
col lengo[伊] |
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ヴァイオリン属の演奏方法の一つで、弓の木の部分で弦を叩いて演奏すること。 |
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コロラトゥーラ |
coloratura[伊] |
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18、19世紀のオペラのアリアに多くみられる、技巧的で華やかに装飾された旋律。 |
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コン・エスプレッシオーネ |
con espressione[伊] |
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発想用語で「表情を豊かに、感情をこめて」の意。 |
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コンサーティナ |
concertina[英] |
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1827年にイギリスの物理学者、チャールズ・ウィートストーンが考案した蛇腹楽器の一種。重量は2キログラム程度と蛇腹楽器の中でも小型で、六角形の蛇腹を持っている。 |
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コンサートマスター |
concertmaster[英] Konzertmeister[独] |
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オーケストラの第1ヴァイオリンの首席奏者。女性の場合はコンサートミストレス。 |
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コンセルヴァトアール |
conservatoire[仏] |
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音楽院。 |
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コンダクター |
conductor[英] |
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オーケストラなどの複数の演奏者による合奏や合唱の指揮者のこと。 |
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コンチェルト |
concerto[伊・英・仏] →協奏曲 |
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オーケストラと独奏楽器とが合奏する器楽曲の総称。多くは3楽章構成になっている。 |
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コントルダンス |
kontretanz[独] contredanse[仏] |
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4組のペアによって踊られるイギリス起源の庶民的な舞曲。 |
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コンボ |
combo[英] |
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小編成のジャズ・バンド。大編成のフル・バンドとの対比で使われる。 |
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